中小企業が会社案内を制作する時は、大企業を見本にしてはダメ

会社案内、何のために作る?

弊社は会社案内をクロージングツールだと考えています

その会社案内が見込み客の手に渡るだけで、問い合わせが来たり、時には発注がきたりする

そんなツールであるべきだと考えています。

そんな甘い話があるの? うまくいくの? という声も聞こえてきそうですが、

最初に、会社案内をクロージングに使える、つながるツールとして明確に設定して制作すれば、

それをしていない、単なる名刺、案内的な機能を主眼として制作した会社案内よりも

はるかに価値があるものとして、機能することは、実績的にも断言できます

 

そこで考えてほしいポイントがあります

会社案内、何のために作っていますか?

挨拶ですか? 名刺代わりですか? とりあえず渡すちゃんとした会社であることを示す媒体ですか?

それとも、差別化やウリを瞬時に分かりやすく伝え、イメージを良化させるツールですか?

 

結構な数の会社案内が、以下のような動機で作られています

「お客様のところにとりあえず持っていけるものがほしい」

「誰にでも配れる、信用されそうな無難なもの」 =怪しまれなければいい!?

「競合会社よりも、ちょっとだけ豪華な感じで」 =どんぐりの背比べをするより、ひまわりくらいとびぬけてみませんか?

 

はっきりいって、これではダメです。

なぜかというと、お客様が知りたい情報ではなく、会社としてなんとなく伝えておきたい情報しか載っていないからです

つまり、誰も読まないんです

上記の動機でつくった会社案内は、名刺の延長的な機能はするでしょう

「へえ、豪華だね」「ちゃんとしてるね」という印象は持ってもらえるかもしれません

しかし、取引のクロージングにつながる働きは、あまり考えられません。

でもこれ、あまりにもったいなくないですか⁇

少なくとも会社案内を受け取ってもらえず関係性を築けたのにも関わらず

その時に渡すツールがクロージングにつながる役割を果たさないなんて・・・

後でパワーポイントなりでちゃんとしたものを提案するからいい?

それは、ワンステップ余計な手間をかけているだけ、スピードの鈍化に他なりません!

お客様だって、その間に脱落してしまっているかもしれないんです

 

これが名だたる大企業なら問題ありません

立派な沿革を示し、ビジョンを示し、全国に広がる支社情報を載せる

お客様は、その企業のある程度内実を知ったうえでテーブルを囲んでいるわけです

ブランドイメージのおかげで商談のハードルをとっくに1段も2段も登っているわけです

でも、これと同じことを中小企業がやっても、意味はないのです

ところが、なぜか! 自社の売りを熱く語る会社案内は少なく

行儀正しいものばかりがつくられていく・・・・

制作会社が示す他社事例なんか、無視していいんです!!!

貴方の会社ならではの、オンリーワンのものをつくってクロージングツールとしての活用をすべきなんです

だって、中小企業なんですから。チャレンジャーなんですから!

大企業のような知名度ブランドのない中小企業は、会社案内一つとっても、がっつり勝負してくべきなんです!

なので、会社案内は売るために作る、という思考を今すぐ持ってください

会社案内、じゃあどうつくる?

クロージングツールとなる会社案内

そのカタチ、存在の在り方は、

自社の売りと優位性を明確に伝え、「うちと取引しないと損だ」くらいまで思わせるツールです

そんな会社案内をどうつくるか⁇

ポイントは3つあります

 

ポイント1 100伝えたいものを5くらいまで凝縮する

情報は「秒」の勝負です。伝えたいことを瞬時に伝えなくてはなりません

「冗長」は、会社案内で絶対にやってはいけないことです

沿革はまるっとカット、理念はほどほどに

何より大事なのは自社のサービスを受ける、製品を購入することで得られる恩恵を

全精力で凝縮し、シンプルに刺しにいくことです

謙遜することなく、誇大広告をすることもなく、堂々と自社のウリ、差別化のポイントを

熱く、そして極めてシンプルに語ってください

 

ポイント2 ピンポイントのお客様像を設定する

ステークホルダーすべてに伝わる・・・、そんな会社案内は大企業専用です

大手都市銀行の自動ドアをくぐった先のラックに、おいてある良い紙でしっかり作ったようなものです

作るべきものは、真逆のもの

たった一人のお客様に伝わるものです

20代~40代の男性をターゲットとするよりも

32歳男性 上場企業の研究職 新婚 都内の賃貸に暮らし近々マンション購入を検討。共働きの奥さんは妊娠中で産休取得。ペットは犬

というターゲットに向けて作った媒体のほうが、より尖った伝わるものになることはお判りでしょう

それが結果として、20代から40代全体の男性にも刺さるものが出来上がるのです

自社の最もコアなお客様像をイメージし、その人にだけはがっちり刺さるものにする

それが、伝わる会社案内の基本です

 

ポイント3 読みやすく作る

都度もらった会社案内を熟読する決裁権者なんていません!

でもその人にある程度読んでもらわないことには、次のステップには進めません

だから、軽く、かっこよく、そして読みやすく作るんです!

そして、ターゲットを狭く、鋭く切り込み、差別化に注力するんです!

レイアウトとコンテンツのボリュームの調整、読者が興味を引き、かつ「お得感」を明確に感じる構成にしてつくる

理念やポリシーは必要なケースもありますが、

それだけを伝えるような会社案内は、機能的にコスパが悪いとお考え下さい

 

その他の大事なポイント

・誌面の中に、営業で普段使っているような確実にささる殺し文句的な営業トークとも紐づけて事例など提案する

・会社案内の巻き方を十分に検討して、その導線専用のものをつくる

など、ほかにも活用するうえで大事な事柄は非常に多くあります。

このこといずれどこかのタイミングでしっかり書きたいと思います

 

誰もが名を知る大企業ではない、中小企業の皆さんは、会社案内というツールを

コスパ、機能の両面からもっともっと考えて作るべき! と私はずーっと考えております

会社案内

手前みそですが、弊社のウェブサイトの会社案内のページの中断あたりに、弊社を事例として紹介している部分があります

このあたりを読んでご理解いただけると、なるほど! と思っていただけるんじゃないかと思っています

 

もし、じゃあうちならどうすればいいんだ? 今使っている会社案内はどう改善すればいいんだ?

といような疑問や興味をもっている方がいれば、まずは弊社の無料診断を受けてみてください

社内報・会社案内の無料診断

必ず何らかのヒントはお渡しできると思います

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

有益な会社案内を武器に、皆さまの業績が上がることを祈念しております!