紙・ウェブ・アプリ 社内報の媒体選択で一番最初に考えるべきこと
書類や原稿のチェックや、色みの確認の時、
紙で出力したほうが捗るという認識、ありませんか?
スマホを何気なく見ていたら延々と見続けてしまって、
夜眠れなくなった、なんて経験ありませんか?
光には大きく分けて、反射光と透過光というものがあります。
区分としては、反射光は、紙媒体。透過光は、モニターやスマホなどが該当します。
人は、紙媒体を読むとき、脳生理学的には「分析モード」になり、
心理的には「批判モード」になると言われています。
原稿の誤字脱字チェックや、色校の確認などは、実は圧倒的に出力したほうがはかどるわけです。
例えば、プロの校閲者などは、
仕事の際にパソコンのモニター越しになんてことは絶対にせず、必ず出力します。
逆に、パソコンやスマホなどの透過光で読む情報は、
脳生理学的に「パターン認識モード」として認識し、
心理的には「くつろぎモード」になると言われています。
夜中に長時間スマホなどをやってしまって、のんびりはするけど、
脳は覚醒して眠れないなんてことは、こうした現象の証左だったりします
(参考引用:https://stepup-unesco.com/2017/07/tryanderror01/)
この事実、学術的にも証明されていますが、皆さん自身も体験知として
納得いただけるのではないでしょうか?
では、本題の社内報の話です
社内報は、ざっくりいって、8割くらいが紙で発行され、そのうち3割くらいがウェブと併用され、
残りが、ウェブのみやアプリ、グループウェアなどでの代用となっています
割合としては、納得感のある数値ではありますが、
もしこれがそれぞれのメディアの特質を理解してないとすると
目的達成に不利な媒体を選んでいるケースはかなりあるのではないかな?
と弊社は考えています
ここでおさらいをしましょう! 紙・ウェブ・アプリのそれぞれの特性
紙媒体
利点:直接届くので、読まれやすい。デザイン的表現が自在で、訴求力の強い組み立てが可能
欠点:発行までの時間がかかり、速報性はない。コスト的に負担が大きい。
ウェブ
利点:速報性、発信の汎用性が高い。双方向性も打ち出せる(難易度は高い)。
欠点:PULL型で読まれにくい。携行性がなく、情報共有の公平性は会社の環境によってしまう
アプリ
利点:PUSH型PULL型の双方の特性があり、スマホ閲覧により読まれやすい。携行性抜群。双方向性を生みやすい。
欠点:画面サイズが限定され、表現に限界がある。集中力が保たれず、訴求力は劣る。
これだけみても結構違いがあります。反映もすでにされていますが、透過光、反射光の特質を
考えると、社内報としての媒体の選び方というのは、
達成したい目的によってかなり制限されてしまうのです
目的別の社内報媒体選択をまとめてみると
紙社内報:理念浸透や社風醸成、仲間意識や一体感の醸成、経営方針、経営メッセージなどの共有。
ウェブ社内報:速報性のある情報共有、表彰記事、紙社内報の補完
アプリ社内報:双方向性を生かしたモチベーションアップ、経営メッセージ、経営方針の伝達
あくまで特質の話ですが、
紙社内報:オールラウンダー。理念を真面目に伝えたい! & 相互認知を高める面白企画! の双方に優位
ウェブ社内報:役割特化型。 速報性を重視する情報共有と、ライトな情報発信に優位
アプリ社内報:モチベーションアップツール。双方向性を生かして、コミュニケーションまで可能!
という具合に言い換えられると思います
もちろん活用法や、構成、記事の質などで、これらの役割は凌駕できますが
最初の特質をしっかりと理解したうえで、選択をすることは、シンプルに
目的達成の速度に影響を与えます
この時代に紙?? という議論は、社内報発行のフェイズで必ずや議論されるテーマですが
専門家的な視点で
「紙のほうがいいんじゃないですか?」
といえるシーンのほうが多いのも事実だったりするのです
逆に、アプリに軍配! といえるキラーコンテンツもあったりします
(EX:新入社員紹介 双方向型)
だからこそ、改めて目的を明確にして、特質をにらんで媒体を選ぶ
このステップは、価値ある社内報の必須条件でもあるわけです!
じっくりと読んで理解してほしい未来計画はウェブ社内報には適しません
今日のニュースは紙社内報には載せられません
コロナウイルス感染症の影響で、テレワークの浸透や、
各企業のビジネスモデルのパラダイムシフトが進行する激動の時代に合わせて
社内報、社内コミュニケーションのあり方も大きな変化を遂げるべき時期にきています
時代と自社の課題解決をにらんだ発行目的達成のために、効果的あ
社内報制作が、皆さんの会社で行われることを切に願います!
がんばりましょう!
読んでくださって、ありがとうございました!
社内報における今、何をすべきか? 私たちは何らかのヒントをお渡しできると思います
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