CMI流社内報のネタ帳VOL.1 ~社長メッセージ編~

企画の前にチェック!? CMI流 社内報のネタ帳 社長メッセージ編

 

今回より!

社内報制作において、その記事、企画、ネタをいかに効果的なものに仕立てていくのか

その弊社なりの神髄を部分公開していきます!

その第一回めは、社長紹介について

 

社内報で定期的に掲載される社長メッセージ

新規着任はもちろん、年度初め、期末、中計発表時、あるいは毎号であったり

その掲載は、基本的に重要なメッセージの発信であり

従業員の精読率もかなり高いものになります

(企画別精読率、弊社調べでは、新人紹介についで第二位!)

 

記事スペース、ボリューム、内容、タイミングなどでかなり体裁は変わるので

一概に、こうであれ! というような結論は出しにくいわけです

が! それはそれ、これはこれで、その根底で意識すべき大事なことを

ここでは記したいと思います

 

 

社長メッセージに読んでもらうための工夫はあまりいらない

 

前述しておりますが、社長メッセージというのは、

社内報で掲載すれば、かなり多くの人が読む、という前提で作ってしまってかまいません

そのパーセンテージは、社内報の存在感や社風などでまちまちですが

この企画はいわゆる、読んでもらうための工夫より内容のほうが大事です

では、企画段階で最初に考えておくべきことは何か

それは、

読後感とその後の行動変容

です

 

メッセージを発するには、かならず意図があるはずです

まずは、その意図を明確にする作業が必要です

・コロナ禍での一致団結

・中計最終年度の目標必達のための最後のスパートへの発奮期待

・社長や経営陣に信頼を寄せてもらう

・ロイヤリティ向上につなげる

・経営方針の浸透

などなど。このメッセージの先鋭化した部分の確認をまずしっかりしてください

そのうえで、肝心の社長に(取材なのか、原稿依頼なのかを見極めて)依頼することになると思うのですが

ゆめゆめ、

「社内報春号に掲載する経営方針についてのメッセージをよろしくお願いいたします。」

というような軽い感じで、依頼をしないでください

 

こんな感じで原稿依頼を送る

 

社内報編集者として

・記事の目的と意図

・従業員に読後にもってほしい感想と期待する行動変容

・そのために、制作側が意図している誌面

を、きっちりしっかり社長に伝えて、社内報編集側の意図をしっかり汲んでもらってください

会社によっては、間に人がはいっちゃったりして、ややこしいこともあるかもしれませんが

意図の共通認識こそが、一貫した伝わる社内報の基本中の基本です!

 

弊社などは、社内報編集部から外部(社内の部署も含めて)に記事制作依頼をする際に使う

依頼フォーマットはかなり、しっかりとしたものと作りこんで提供しています

原稿提供や取材先に、何をしてほしいかを認識してもらう作業は極めて重要

まさに、「準備8割」に該当する部分です

 

シンプルに抜粋すると

●記事企画名

●仮タイトル

●原稿のイメージとボリューム(原稿依頼の場合)

●原稿に付随して掲載したいビジュアル

●従業員読者に与えたい読後感と行動変容のイメージ

 

このくらいはきっちり書き込んで、社長に届けてみてください

ここが明確になっていると、受け取った側(この場合は社長ですね)にも行動変容が起こります

こちらの意図にそった、濃厚で効果的なものが来る可能性がすごく上がります

 

どうレイアウトに落とし込む!?

 

弊社の場合、A4の誌面であれば、なるべく1000文字以上の文字を詰め込むことは推奨していません

理由はもちろん、「読んでくれないから」です

しかし! 新人紹介と社長メッセージだけは繰り返しますが、けっこうな精読率が期待できるページです

なので、誌面前面を文字が覆うようなデザインでなければ大丈夫! と思って、見出しの整理

適度なビジュアルや図表の挿入を考えてデザイナーに渡してください

 

事例として、弊社がA4サイズの社内報で、見開き2Pを使って誌面制作をするとしたら

・タイトル

・リード 80文字

・大見出し20-30文字(本文内で最もつよく言いたいことをキャッチーにまとめたもの)

・本文 3000-3500文字まで 小見出しは3つ~5つ

・ビジュアル 社長の力強いイメージのカット(全身でもバストアップでもOK) 丸囲みは絶対ダメ!

・本文を解説するような図表2点ほど

・まとめ、編集部視点からの解説 100文字程度

 

↑写真はこのくらいのイメージです

 

などが、誌面構成材料になります。あくまで参考程度に踏まえてください。

それと、このようなメッセージに「皆様いかがお過ごしですか?」的な

文頭の挨拶などは絶対に必要ありません!

むしろ、書き出し3行に、最も力強い言葉を入れるなどのテクニックを使うと

より効果的に読み進んでいただける文章になっていきます。

けっこうこういう細かいテクニックは、精読率、伝わり方で影響が大きいので

意識してみてください。

 

発行目的、意図実現のために、社内報誌面に無駄なスペースはありません

また、もしインタビュースタイルなら、動画も並行して撮影して、

環境が許すなら別バージョンで映像公開もアリです!

すべての手段を駆使して、社内コミュニケーションを盛り上げていきましょう

 

今後も定期的に、社内報のネタや誌面制作の神髄を語っていきたいと思いますので

たまにチェックしてみてください!

 

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