CMI流社内報のネタ帳VOL.2 ~新人紹介編~

意図の設定が9割! CMI流 社内報のネタ帳 新人紹介編

引き続き、今回もネタ、企画の誌面への展開や内容設定など

社内報制作において、その記事、企画、ネタをいかに効果的なものに仕立てていくのか

その弊社なりの神髄を部分公開していきます!

今回のテーマは、「新人紹介」です

時期的に、この春号での掲載には間に合わないかと思いますので、来年度にぜひ参照くださいませ

 

社内報は、だいたい200人以上の規模くらいの組織から、必要性が生じてきます

それ以下であれば、よほど小規模オフィスが全国に点在するというような特殊なケースを除き

経営陣や広報担当の自助努力で社内コミュニケーションや理念浸透、社風醸成などはなんとかなってしまうからです

社員全員の名前が覚えられなくなってくる200人越えあたりから、社内報は必要性をもってくるんですが

それは、つまり、人の出入りが日常的になってくることも意味します

4月であれば新入社員、中途入社は常時。

人の出入りというのは、社内報としては当然扱うべきニュースとなります。

 

ちなみに、社内報でもっとも読まれるネタ企画の断トツ一位が

この新人紹介です

率直に言って、この新人紹介記事であれば、どんな建てつけで誌面をつくってもまあ読まれます

会社は人、従業員はどんな人が入ってくるのか、興味津々だからです

なので前回と同じことがここでも言えます

 

社内報の新人紹介を読んでもらうための工夫はあまりいらない

 

しかし!じゃあさくっと作ってもいいのか? という話ではありません

コストを投じて制作する以上、当然価値の最大化をもたらす努力が必要です

では、価値とは何か?

これまた、前回と同じことをいいますが

読後感とその後の行動変容は起きるかどうか?

となります。

つまり、発行目的と同じ話ですね

 

今回のテーマである、新人紹介ページ

この意図、発行目的ってなんでしょう?

 

状況に応じて発せられる社長メッセージなどとちがって、

この新人紹介に関しては、どの会社であっても

ある程度共通しています

 

それは新人を紹介することです

そして弊社の場合、さらにそこに乗っける目的を明確に定義しています

 

先輩従業員に新人について知ってもらい、その情報でコミュニケーションのきっかけを作り、

新人が職場に溶け込むハードルを下げる

 

会社にとって最悪なことは離職です。コストを投じて採用した新人の早々のリタイヤは、絶対に避けたいはず

つまり、社内報の新人紹介のページの目的、価値は

先輩従業員が新人を受け入れる準備なのです! 

そしてそれによって、新人のストレスを軽減し職場にいち早く溶け込むお手伝いをすることなのです

 

冒頭に意図が9割と書きましたが、この意図を設定することで

ネタそのものも含めて、誌面は、かなり力強く変わってきます

先輩従業員が、配属されてくる新人の人となりについてちょっとだけ理解し

コミュニケーションにつながる誌面になっているか?

進捗上で、この点の確認が行われると、誌面の細部まで、コメントひとつまで意図が明確になるんです

 

杓子定規な新人紹介ではもったいない

 

私たちの仕事の根本的な存在理由は、社内報の価値最大化です

ゆえに、シンプルにこの新人紹介でも一工夫二工夫していくのがミッションです

具体的な新人紹介ページの工夫とは、「人となりをでわからせる」努力をネタ部分ですることです

 

手抜きをとは言いませんが、社員証に使う写真を載せて、

出身大学、面接で言うような内容をまとめたPRの簡潔なまとめを載せて

まじめ感バリバリの抱負を載せて・・・

社風や伝統などで、はっちゃけ度合いに関して制約もありえますが

社内報制作のプロとしては、これではあまりにもったいないと思います

新人紹介ページであれば、このような立て付けでも先輩従業員は読んでくれますが

はたしてコミュニケーションのきっかけになりえるかどうかは甚だ疑問です

 

じゃあすべきこととは何か?

 

個人情報の取り扱いなど、社内でのルール、考え方などの違いはあるかと思いますが

コミュニケーションのきっかけとなるような新人紹介誌面のネタ展開の肝は

プライベート感と新人本人の肉声を、いかに効果的に伝えるかです

弊社でよく提案するのは、新人自身に10文字から15文字程度でキャッチフレーズをつけてもらいます

●キャッチフレーズ事例

・食べ歩きすぎて現在体重MAX!

・フットサル月6回の男

・ダイエットエブリデイ!

・ジャニオタ街道驀進中!

・週末必ず道の駅に呼ばれてます

 

事例としてはこんな感じです。これを読んだだけで、この人の側面が伝わりますよね

おいしいものが好きだったり、ジャニ好きだったり、ドライブ好きだったり

これがわかるだけで、実際にコミュニケーションのきっかけにかなりなります

入社当日に、うちのフットサルチームに入らない? なんて会話が起これば

これはもう社内報編集者の勝利宣言です!

 

●好感度の高い写真を載せる

 

写真も極めて大事です

ポイントは、何かをちゃんと語る写真であること

何かとは、人柄、趣味、エネルギー、明るさなどです

百聞は一見にしかず  なのでこんなイメージです

 

 

まずは、写真にストーリーなり背景なりが思い浮かぶこと

運動が好きだったり、旅行が好きだったり、食べることが好きだったり、トレーニングが好きだったり

その側面を切り取った写真は、人柄もエネルギーもちゃんと映り込みます

こういう写真は、読者である先輩方に基本的に好意的な印象を与えられます

当然、会ったときに話しかけるきっかけにもつながります

つまり、受け入れ準備が進むわけです!

 

これらのネタに加えて、自分の言葉で抱負を語れていれば

もうそれ以上は何もいりません

これが私たちが考える、最強の新人紹介記事の肝です!

 

誌面制作のために、どう依頼するか?

誌面イメージは、伝わったと思います

では、これを制作するうえで、いかに新人さんい協力してもらうか?

が次のポイントです

 

基本、新人さんは社内報のことなんて何も意識しておりません

唐突に、紹介するから情報ください、とお願いしても

当たり障りのない答えを出したがるものです

写真なんかを依頼しても、頭が切れてたり、ピンボケだったり

バリバリの加工済みのものであったり・・・このあたりは皆さまご経験済かとおもいます

なので、依頼は明確に行いましょう

 

●キャッチフレーズを依頼

事例を複数個載せて、要求しているものをイメージさせる

 

●写真をお願いする

サイズ(1M以上)、ピンボケ禁止、加工禁止(最近はインスタ向けに加工したものばかり)

全体写真禁止、等をしっかり伝えて、5枚くらい違うカットをもらう

 

●抱負を書いてもらう

文字数を明確にして、経験と活かせるスキル、5年後どんな社員になっていたいか?

など、語りやすい内容にして(漠然と抱負をお願いしますはダメ!)依頼

 

●誌面が許すならキャッチーな質問も加える

新人だから許される先輩への質問 といった感じのタイトルにして

フランクな要素を加える

 

要は、いかに答えやすいリクエストにするか? というのがポイントです(写真に関しては例外)

 

前回の「社内報のネタシリーズ」にも書きましたが、

弊社などは、社内報編集部から外部(社内の部署も含めて)に記事制作依頼をする際に使う

依頼フォーマットはかなり、命かけています

ここをしっかりとしたものと作りこんで提供すると、お客様のストレスめっちゃ減るんです

まさに、「準備8割」に該当する部分ですね

 

社内報編集担当者は、テクニック大事です

真っ向勝負でやってくと、知らない部分も多いこの仕事では討ち死にリスク高いです

なので、頼るべきところは、業者なり、外注スタッフなりに頼りまくりましょう!

社内も社外も使えるものは使い倒して、すべての手段を駆使して、

社内コミュニケーションを盛り上げていきましょう!!

健闘、お祈りいたします!

 

今後も定期的に、社内報のネタや誌面制作の弊社なりの重要ポイとを語っていきたいと思いますので

たまにチェックしてみてください!

前回のネタ帳

社内報のネタシリーズ

CMI流社内報のネタ帳VOL.1 ~社長メッセージ編~

 

 

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