楽天とアマゾン ついでにソフトバンク
楽天市場が日本一感謝セールを行っている
・・・が、伝え聞いてくる噂がとてもとてもいいものではない
・セール品と銘打っているのにアマゾンのほうが安いとか
・セールと見せかけて定価販売しているとか
・二重価格が露骨すぎるとか
星野監督の背番号にかけての77%オフとか、半額とか
採算度外視の在庫処分でもない限り、本来不可能なセールである
楽天が優勝したからといって、それぞれのショップがそんな商品を提供できるはずもない
でもセールには参加したい・・そして
本来100円で売っているものの定価表示を200円に変えて大幅値引きを打ち出す
という愚行に走るショップが生まれてくるのである
最近はポンパレやグルーポンなどといったサイトなどにもそういう傾向が見られるが
半額が信用できないという現象が起こっている
そういう流れがどのくらい起因するかは分からないが
価格コムの株価が非常に順調だ
買い物をする場所をクリックひとつで選べる現在
まやかしに踊らされる消費者も少なくなってきているのだろうと思う
一方でアマゾンは
楽天のセール品よりも安い価格を打ち出して、
返品やクレーム処理もワンストップで対応
CMも、お得だけを強調する楽天に比べ、エモーショナルに訴えている
サイト表示もともかくごちゃごちゃしてスパムといっても過言でないメルマガを出しまくる楽天に対して
スッキリとわかりやすい表示にこだわっている
もうブランドイメージという視点で見る限り
とてつもない差が開いてしまっているように、私は思う
「いつでも安い」をイメージにしたいなら、「いつでも安く売るしかない」のである
「安くみせようとする」のは長期的に見れば必ず客は離れていく
「おいしいもの」とイメージさせたいなら、おいしいものを作って売るしかないのである
購入者のリピートなしで、長期的繁栄はありえない
王道のブランド戦略の逆を行く今の楽天に、正直勝ちのイメージは見えてこない
さらに、ソフトバンクが大胆にもほどがあるショップ向けの価格戦略で戦争をしかけてきた
楽天にしてみれば唯一の武器とも言えるシェアを切り崩されたらさらにジリ貧になるだろう
皮肉にも、悲願の東北楽天ゴールデンイーグルスの日本一によって、私の中ではこの問題がクローズアップされてしまった
けっして、我が西武ライオンズがCSのファーストステージでさらっとこけたことは、一切起因していない・・はずである